母乳で育てたい!でも母乳が上手く出ない・・なぜ?東洋医学を賢く利用して改善へ!

夫婦と赤ちゃん

母乳で育てたい!でも母乳が上手く出ない・・そんな話を最近よく耳にします。何故なのでしょうか?

母乳の出が悪くなってしまう原因

  1. 出産による疲れ、母乳の材料となる栄養不足
  2. からだが弱い体質、体力低下
  3. 胸や肩などの筋肉に凝り・緊張がある
  4. 内分泌(主に女性ホルモン)機能の低下
  5. ホルモンバランスの乱れから、情緒不安定になりやすい

このようにいくつか原因は考えられますが、これらはどのお母さんにも起こりえることです。特に産後 約1か月ほどは無理をせず、しっかり休むことが必要です。

出産前(妊娠中)も出産後も、体力や栄養を補っていく必要がある

妊娠中の赤ちゃんの栄養はお母さん次第。赤ちゃんにすくすく成長してもらうためには、お母さんの健康は欠かせません。そしてどんなに健康で体力がある人でも、出産と同時に気と血をたくさん消耗してしまいます。誰もがそういう摂理になっていて、出産後母乳が上手に出せなかったとしてもお母さんが悪いわけでは決してないのです。

「ないものをひねり出す」よりも「あるものを出していく」方が産後の回復は早くなりますので、妊娠中から出来得る限り栄養を蓄え体調を整え、出産後にも体力や栄養などを補っていくことが大切です。

妊娠前から、妊娠中も、出産後も服用できる!当院が最初に勧める和漢サプリメント

女性は生理周期があるため、もともと気や血は不足しやすい状態にあります。ですので、妊娠中はもちろん妊娠前からの服用がお勧めです。以下の商品は全て添加物を使っていない天然成分です!副作用がなく安心してどなたでも服用して頂けます。
以下は一例です。体質には個人差がありますので、服用可能かどうか必ずかかりつけ医にご相談ください

  • 血・鉄分不足、顔色が悪い、不眠、元気(体力)をつけたい → 棗参宝(そうじんほう)
  • 肩凝り(などのからだに痛み)がある、慢性的な疲れ、ストレスが溜まりやすい(心がお疲れ気味) → 松康泉(しょうこうせん)
  • からだに冷えやむくみを感じる、生理不順、アトピーがある → タンポポ茶ショウキT-1プラス
※詳しくは各商品名をクリック!

漢方薬は母乳への影響も少なく安心!お勧めの漢方薬

乳腺や乳頭に異常が無いのに母乳が出にくいときは、東洋医学の対処が効果的です。中でも安胎薬とも言われる当帰芍薬散は妊娠中の不快症状改善や早流産予防のために使われるだけでなく、産後の保健薬としても用いられます。
以下は一例です。体質には個人差がありますので、服用可能かどうか必ずかかりつけ医にご相談ください

  • からだに冷えがあり血行不良がある → 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
  • もともとからだが弱い体質(体力が無い)、産後の肥立が悪い → 十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)
  • 乳房が張っているのに母乳の出が悪い、頭痛や肩こりを伴う → 葛根湯(かっこんとう)
葛根湯
※リンクは関連ブログ ページに飛びます

ツボで母乳促進へ!セルフでもやれるお灸

からだを温めるお灸がお勧めです。お灸をする時間がないという方もいらっしゃると思いますが、写真のような火を使わず貼って使うタイプのものもありますので、是非活用してみてください!(お灸について詳しくはコチラ、関連ブログ:免疫力アップに効果があるお灸ですが、お灸がどのように作り利用されているかご存知ですか?
ツボを使っての治療の際は、セルフケアであってもまずかかりつけ医に相談の上、始めていきましょう。

せんねん灸 太陽

お灸がオススメ!ツボ3選

・三陰交(さんいんこう)気血の流れを整える、別名「女性のツボ」と言われる婦人科の特攻穴
場所 : 内くるぶしの出っ張りから指4本分上の骨の際。押すと少し痛みを感じるところ]
※妊娠初期(3ヶ月以内)には使用しないでください

三陰交

・足三里(あしさんり)健康維持と病気の予防
場所 : 膝の外側にある出っ張った骨の下のくぼみから指4本分下

足三里

・少沢(しょうたく)疲労回復、自律神経を整える
場所 : 手の甲を上にした小指で、爪の生え際外側角すぐ下

少沢

自分でマッサージするならココ!ツボ3選

・中府(ちゅうふ)乳房の張りの改善
場所 : 鎖骨の外側下のくぼみから親指1本分下

中府

・膻中(だんちゅう)女性ホルモンの働きを促す
場所 : 左右の乳頭を結んだ線のちょうど中央

・乳根(にゅうこん)女性ホルモンの分泌やリンパの流れを促進
場所 : 左右 両乳房の付け根中央

乳根

自分でやりにくツボはパートナーにお願いしちゃいましょう!ツボ4選

・肩井(けんせい)肩こりの改善、全身の血行改善
場所 :首を下に向けたときに出っ張る首の後ろの骨(第7頸椎棘突起)と肩先を結んだ線の中間あたり
※妊娠初期(3ヶ月以内)には使用しないでください

肩井

・厥陰兪(けついんゆ)バスト周りの血流を改善
場所 :上背部、首を前に曲げると出る背骨の出っ張りから、下に4つめと5つめの間の左右指2本分外側

厥陰兪

・孔最(こうさい):胸の疾患を治すツボ、母乳の出を良くする
場所 :手のひらを上に向けて、肘のシワから手の親指の方向に指4本分下がったところ

孔最

・湧泉(ゆうせん)からだ全体の気血のめぐりを良くし、内臓・組織に栄養が行き渡るよう促す
場所 : 足の裏の土踏まずの最もくぼんだところ。足の指を曲げると出来る「人型」のシワの下

湧泉

身体を元気に栄養をじゅうぶんに!まずはかかりつけ医に相談を

母乳をしっかり出そうとするならば、心と身体が整っていることがとても大切です。しかしどうしても補いきれない部分が出てきてしまうと思います。そんなときサプリメントや漢方薬なら飲むだけなので、忙しいお母さんにとっても簡単に出来ます。母乳だけでなく悩む症状がある時は自分一人で悩まず、まずはかかりつけ医に相談してみましょう。そしてサプリメントや漢方薬、ツボと言った東洋医学も上手に使って賢く補っていきましょう!

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