前回はマスクについて書きましたが、前回のブログはこちら↓
今回は消毒液について書いていきます。
目次
感染症予防にはエタノール消毒が一番有効なの?
手洗いが基本中の基本
手洗いが出来ない場合は速乾性アルコール手指消毒剤による消毒が有効ですが、手が洗える環境の場合は先ず手洗いが基本です。
ウィルスは水に弱いという事もあり、石鹸での手洗いが有効です。
手洗いで気を付けて頂きたいのは洗い残しです。
「お医者様の手術前の手洗い方法」を紹介します
① 爪を短く切り、やすりで爪の先をなめらかにしておく
② 煮沸消毒したブラシに石けんをつけて泡立てながら手掌、手背、指間、指、指先・爪先を1分間以上洗い、温かい温水で15秒以上洗い流す
③ 同様に前腕を肘関節の部分まで洗い、流水で洗い流す
④ 消毒したタオル・ペーパータオルなどで水分を拭き取る
私達はどんな手洗いをすれば良いのか?
- 爪を短くし、ジェルネイルやマニキュアは中止しましょう
- 石鹸はよく泡立て手のひら、手の甲、指の間、指先・爪先を1分間以上洗いましょう
- 15秒以上流水で石鹸成分を洗い流しましょう
- 洗い終えた手をペーパータオルで拭きましょう。
- ペーパータオルがなく共用のタオルで手を拭く場合は不衛生なのでタオルはまめに交換しましょう。
消毒剤による正しい消毒方法は?
次に化学的消毒方法(消毒剤による)を紹介します
「お医者様の消毒剤の手洗い方法」を紹介します
逆性石けん、グルコン酸クロルヘキシジン、ポビドンヨードなどを用いブラシで爪の間まで殺菌剤に接触させます。
私達はどんな消毒剤による手洗いをすれば良いのか?
・速乾性アルコール手指消毒薬による手洗い
① 消毒薬を適量にとり、指先に擦り込む
② 手の平に擦り込む
③ 両側の手の甲に擦り込む
④ 指の間に擦り込む
⑤ 指の1本1本に擦り込む
⑥ 手首に擦り込む
消毒剤による手洗いで注意して頂きたい事!
それは消毒剤の適量についてです
- 「ビオレU薬用手指の消毒液」の適量は500円玉程度です。
- ポンプひと押し分、1プッシュ(ポンプを根元までしっかり押して出る液やジェルの量)を使用しましょう。
- 「手ピカジェル」の場合は1 回使用量 1mL では手指消毒効果が不十分とのデータがあります!十分な手指消毒効果を得るためには1.5mL 以上の使用量が必要です、ポンプ 1 プッシュ(約 2mL)を用いて消毒した場合、優れた手指消毒効果が得られます。
手の平に実際に500円硬貨を置いてみました。↓
手の平や手の甲に消毒剤を擦り込みがちですが、指の一本一本と手首まで消毒剤を擦り込みましょう。
また手や指のシワや爪の間にも薬剤がしっかりと行き渡るように念入りに擦り込んで下さい。
飛沫は物の表面に付着してから3〜72時間は残るので、手は使う度にまめに手洗いや消毒を行うと良いです。
消毒剤は何でも効くわけではありません
それぞれの消毒剤にも特徴があります。
次回は消毒剤の得意不得意について書きます↓
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