目次
結論から言うと妊娠には漢方薬やサプリメントが必要です!
働く女性の増加による不妊
- 不規則な食事
- 不規則な睡眠
- ストレス
- お互いの疲労
- 単身赴任等でタイミングを合わせれない
- 通院が困難
妊娠希望者の高齢化による不妊
- 卵子の質低下
- ミトコンドリア機能の低下
- 酸化ストレス
- 流産の増加
- ART体外受精治療成績の低下
精子の質の低下による不妊
- 酸化ストレス
- DNA損傷
- 濃度・運動率の低下
- 流産の増加
- 体外受精治療成績の低下
不妊治療の為の検査・技術の進歩
- 着床環境の検査
- ERT(着床の窓)
- 子宮内フローラ検査(乳酸菌が占める割合が多いほど着床率が高く流産しにくい)
- 慢性子宮内膜炎症検査
- 子宮蠕動エコー検査
- cineMRI
- Th 1、Th2比
- 血中銅・亜鉛検査
これらの検査により様々な原因が考えられるるようになってきました
多くの日本女性は痩せ願望が強く、痩せている人が多いだけでなく銅以外の多くの栄養素が不足している!
低出生体重2,500g未満で産まれてくる赤ちゃんが10%以上
低出生体重児が将来かかりやすい疾患
- 虚血性心疾患
- Ⅱ型糖尿病
- 高血圧
- メタボリック症候群
- 脳梗塞
- 脂質異常症神経発達異常
小さく産むと赤ちゃんは将来メタボに!小さく生んで大きく育てるはまちがい!
妊活に必要な栄養素の適切な摂取が必要です
- 炭水化物
- 葉酸
- ビタミンB群
- 亜鉛
- グリシン
- メチオニン
- コリン
- ビタミンD群
葉酸
- かつてはビタミンMやビタミンB9と言われていた
- ほうれん草の葉から発見された水様性ビタミン
- 妊娠中の不足で二分脊髄症の発症リスクが上がる
- その他早産、子癇前症、胎盤早期剥離、胎児発育不全、新生児死亡や早産にも関連する
人工葉酸は日本人の50%が体質的に活性化できず代謝吸収ができない
天然葉酸は人工葉酸に比べ吸収率が劣るが、活性化の必要ないのでそのままの形で吸収できる
ビタミンD
- 脂溶性ビタミン ホルモンと似ている
- 血清カルシウム濃度と血清リン濃度を維持することで骨の正常な石灰化を行う
- 骨粗鬆症、高血圧、癌、歯周病、自己免疫疾患、一型糖尿病、うつ病、多発性硬化症
- 不妊の分野でも注目されている
- 細胞の成長、神経筋機能および免疫機能の調節、抗炎症作用、細胞の増殖、分化およびアポトーシスを制御するタンパク質コード遺伝子の多くはビタミンDによる部分調節をうける
ビタミンD不足から考えられる不妊・不育(不妊治療中の95%がビタミンD不足)
- 卵巣機能低下(AMH低下)
- 精液所見不良
- 着床不全
- 流産
母体のビタミンD不足は母乳もビタミンD不足!産まれた赤ちゃんもビタミンD欠乏に!
母体ビタミンD不足による新生児への影響
- 新生児の産科退院時の頭蓋癆(頭蓋骨を指で押すとピンポン球のように凹む状態)
- 本来は未熟児に多いが正常分娩の約20%に頭蓋癆
乳児のビタミンD欠乏(乳児期の一過性の潜在性ビタミンD欠乏症)
- 将来の1型糖尿病のリスクが3倍に上昇
- 3歳時の自閉症スペクトラム発症に関連(中国)
- 9歳時点で測定した骨量が明らかに低い
亜鉛
- 300以上の酵素の活性化に必要、細胞新生、免疫調整、活性酸素抑制
- 欠乏により味覚異常、貧血、脱毛、男性性機能異常
- 銅と拮抗して腸管から吸収され、高濃度が着床不全を引き起こす可能性がある
- 妊婦は1日に推奨10㎎/日
亜鉛不足の人が60%(血中亜鉛濃度基準値以下の割合)
妊娠と亜鉛の関係
- 妊娠貧血症改善効果
- 鉄剤単剤<亜鉛+鉄剤併用
- 低亜鉛と奇形との関係
妊活と亜鉛の関係
- 細胞が発育していり間に卵細胞のリポ蛋白に蓄えられる
- 減数分裂の際に必要
- 活性酸素の除去
- 銅(妊娠可能女性で唯一充足)と拮抗して吸収される
- 銅が多い女性は着床障害の可能性
妊娠率の向上、卵子の質、精子の量、着床環境には栄養が必要です。
痩せ女性の増加による妊娠の合併症、赤ちゃんの体調や将来疾病リスクが上昇します。