治らない手指の湿疹は食べ物による金属アレルギーが原因かもしれません②

食事

金属アレルギー克服の為、金属を多く含む食品制限食を実践してみた!

全身型金属アレルギーのある方は「食物中の金属」により増悪する可能性があります

金属アレルギーのない人では特に問題はありませんが、金属アレルギーのある方は、その金属が体内に閾値濃度以上に吸収されることにより発疹を起こします。

金属アレルギーの検査のお話はこちらの記事をご覧ください。↓

治らない手指の湿疹は金属アレルギーが原因かもしれません

「パッチテストで金属が陽性を示した場合、まずは金属接触を制限し、改善しない場合下記の表の金属を多く含む食品を制限すると軽快する」との事でした。
夫は時計も指輪等のアクセサリーを着けたがらない人(身に着ける事で違和感や不快感を元々感じていた)なので、金属を多く含むこれらの食品を制限(主人の場合はCoコバルト制限)する事を始めました。

全身型金属アレルギーは生体内金属以外に下記のような食品により誘発されます。

金属を多く含む食品

Ni

ニッケル

Co

コバルト

Cr

クロム

Mn

マンガン

Zu

亜鉛

Cu

豆類 全て 全て 全て 全て 全て
ナッツ類 全て 全て 全て 全て 全て
穀類 玄米・胚芽・小麦胚芽・そば・オートミール 玄米・小麦 玄米・小麦・小麦胚芽
野菜・果物 ほうれん草・レタス・かぼちゃ・キャベツ キャベツ ジャガイモ・タマネギ・リンゴ ワラビ・パセリ・レンコン
キノコ マッシュルーム キクラゲ マッシュルーム シイタケ シイタケ シイタケ
肉類 肝臓 肝臓 肝臓・牛肉 肝臓
魚介類

海藻類

海藻全て・カキ・サケ・ニシン ハマグリ・アサリ・ホタテ・いりこ 青のり・昆布・ひじき 海苔 海苔・カキ・タコ・干したら カキ・シャコ
卵・乳製品 ※牛乳・チーズ・卵 卵黄
嗜好品等 全ての香辛料・チョコレート・紅茶・ココア・ワイン・タバコ・大黄・ステンレス缶詰食品 全ての香辛料・チョコレート・紅茶・ココア・ビール・コーヒー 全ての香辛料・チョコレート・紅茶・ココア・ステンレス缶詰食品 全ての香辛料・チョコレート・紅茶・日本茶 全ての香辛料・チョコレート・日本茶 全ての香辛料・チョコレート・紅茶・日本茶

※記載のある資料と無い資料が存在する為( 牛乳・チーズ・卵)とした

前にも書きましたがコバルトアレルギーの夫の食事内容を振り返ってみると…


豆類「納豆1パック・豆腐1/4丁・豆味噌の味噌汁を毎朝」食べていました。

 

 

 

チョコレートも食べていました。(時々)

 

 

 

 


ナッツ類はミックスナッツを片手に山盛り1杯分(毎日)

 

 

 

モヤシやキャベツなど食材に多用していました。

 

 

 

 

アルコールはビールを好んで飲んでいました。

 

 

 

 

むちゃくちゃコバルトを多く含む物を好んで飲食していました。
ごれじゃコバルトのアレルギー症状が出ても仕方ないですね!

 

「原因金属を多く含む食品の制限」をオススメします!

夫の「金属を多く含む食品制限」方法

我が家の場合は夫のCo(コバルト)制限食の為、以下のように食事を変えました。
モヤシとキャベツは食卓から消え、豆腐や納豆、ナッツ類は主人の前に一切出しません。
ビールからハイボールにお酒の種類を替え、缶ジュースや缶詰(ステンレス缶詰)にNi・Crの金属が含まれてるので(Coは含まれていなのですが他の金属にも多少アレルギー反応は出ているので念のため)缶入りの物は購入しなくなりました。
このような食品制限の食生活を2018年2月から現在も家庭内で続けています。

(外食は食品制限が大変なので外食の場合は普通通りに食べています)

毎日の食事の管理は大変ですが、家庭内で食べる食事だけでも制限してみては?

実践した「金属を多く含む食品制限」の経過をご紹介

コバルト金属アレルギー原因食材の制限食の経過

食品制限は数日では効果が出ませんが、続けることで先づは痒みが減り、徐々に皮膚の状態が良くなってきます。
調子良くなってきて気を抜いて原因食品をセーブせず食べだすと、てきめんに痒みが出てくるようです。

主人の現在の状態は手指の症状もアトピー性皮膚炎の症状も保湿剤は塗ってはいますが軽快しています

特にビールを飲んだ時は痒みが出るらしく、ビールのシュワシュワしたのが飲みたいが痒くなるからハイボールの炭酸でシュワシュワの気分を味わっています。

我が家のコバルト金属アレルギー原因食材の制限食の具体例

  • キャベツは購入せず、ロールキャベツはロールレタスにサラダもキャベツは使用せずレタスや白菜に食材を変えました。
  • モヤシや豆苗は使用せず、モヤシナムルはきゅうりナムルに、モヤシのお浸しはほうれん草のお浸しに食材を変えました。

豆製品にも注意しています。

  • 味噌汁を作る時は大豆を多く使用した豆味噌から、大豆の使用量の少ない麦味噌に変えました。
  • 醤油は無しにはできないので普通通り醤油だけは使用しています。
  • 豆腐・厚揚げ・油あげ・がんもどき・緑豆春雨などの豆製品も使用を控えています。

嗜好品等は

  • コーヒー・紅茶・ココア・チョコレート・ナッツ類は夫には出さないようになりました。
  • 焼き菓子はアーモンドプードルや刻んだナッツ類が入っている物は夫には出さない。
  • 缶飲料からペットボトル又は瓶入り、紙パックの物だけ購入しています。
  • 1日分の野菜が摂れる「野菜ジュース」を好んで飲んでいましたが、「キャベツ」が多く使用されている物が多く野菜ジュースから果物のジュースに変えました。

金属アレルギー原因食材の制限食を振り返って

普段身体に良い物を食べているつもりでも金属アレルギーの方は特定の食材によって体調を悪化させている可能性があります!
体調が悪くなった場合には食べた食材や好んで食べている食材をリストアップしてみて下さい。
その食材を食べた時、食べなかった時に体調がどの程度違うかをみてみましょう。

余談ですが・・・

ちなみに筆者は「ネギ属」を食べるとガスが異常に多く発生します。
を食べると、体外にこれらの食材が排出されるまでガスがとめどなく発生し、お腹が張り、おならが何回も何回も出てとても苦しい思いをします。
自身で原因が「ネギ属」だと判ってからは、原因食材「玉ネギ、長ねぎ、らっきょう、ニラ、ニンニク等」を控えているので苦しい思いをしなくて済むようになりました。
体質にはホント色々あります。
一般的な健康法や健康食材が全ての方に合うとは限りません。
日々の食べ物に対する自身の身体の反応に目を向けてみて下さい。