糖質の摂取量が多いほど男性の精子濃度が低くなる

食事

アメリカ生殖医学会(ASRM )で発表された「糖質の摂取量と男性の精子濃度との関連」論文を紹介します。

糖質の摂取量と男性の精子濃度との関連

糖質摂取量と精子の研究の内容

ハーバード公衆衛生大学院の研究者らは、ロチェスター大学で健康な男性学生(18~22歳)を対象に、2009~ 2010年にかけて、環境中の汚染物質の精子の質への影響を評価するために実施しています。

調査で、食物摂取頻度調査で糖質の摂取量と精液の質との関係を調べました。

糖質摂取量と精子の研究の結果

糖質の摂取量が多いほど男性の精子濃度が低くなる!

糖質の摂取量を4段階に分けたところ、糖質の摂取量が多くなるほど、精子濃度が低くなることがわかりました。

このことから糖質の摂取量と精液中の精子濃度が関連していると結論づけています。

 

糖質の摂り方や摂る量が不適切だと妊娠に不利

糖質制限を始めてみませんか?

日本でも糖質(炭水化物)制限ダイエットがブームです。先進国では糖質、特に精製度の高い糖質を摂り過ぎている傾向があるようです。

過剰な糖質は活動のために燃焼し、消費されなかった分の糖質は、脂肪に変換され蓄えられます。そのため糖質を制限することで脂肪として蓄えられなくなるばかりではなく、それまで蓄えられた脂肪を分解する働きも活発になるために糖質制限は有効なダイエット法になるというわけです。

一方、糖質を消費したり、蓄えたりする際に、血糖値の動きとインスリンというホルモンが深く関わっていて、糖質の摂り方や摂る量 によって、血糖値の動きやインスリンの働きが影響を受け、そのことが、直接、卵子や精子の質に関与したり、生殖ホルモンを通じて、間接的に妊娠する力に影響を及ぼしたりするのです。

ホルモンには色々な種類があり、互いに影響しあっています。妊娠に関係のないホルモンを使いすぎると、本当に妊娠に必要なホルモンが不足したり、働きが悪くなります。
食べ過ぎは消化・吸収・蓄積・分解にホルモンを多量に消費してしまい、他に必要な所に必要なホルモンが不足してしまうのです。

そのため、糖質の摂り過ぎや、精製度が高い糖(白い砂糖など)を取り過ぎると、妊娠しづらくなってしまうおそれが出てくるというわけです。

まずは、主食や間食から見直してみませんか?

糖質や血糖値についてはこちら↓

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たんぽぽより抽出した糖鎖T-1エキスにより肝臓での糖脂質代謝の改善します。またT-1には、食後血糖値を下げる作用やインスリンレセプター賦活作用があるので、糖尿病の予防にも働きます。

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