病院に通院しても治らない「おりもの」は「子宮頚ガン」だった④術後2日目~退院まで編

子宮頚ガンの術後2日目~退院まで

子宮頚ガンの手術をして術後2日目から退院までの経過を書いていきます。
今までの内容は
子宮頚ガンが見つかるまで↓

手術説明編↓

手術の前日~当日編↓

について書いてきました。

術後2日目~退院までの出来事(注:内容多し)

入院期間10日間の予定ですが、退院目前に腹膜炎を発症し合計21日間の入院となりました。
内容が多いので、下の「(まとめ)子宮頚ガンの手術後、入院中に困った事」の部分だけ読まれても良いと思います。

術後 出来事や状態 装備や薬
2日目 座位(座る)の練習が始まりました。午前と午後に行った時は気分が悪くなり途中で中止しました。昼ご飯が術後初めての食事で5分粥。夕食は5分粥、夜の座位練習の時はちゃんと座れました。 硬膜外麻酔、点滴、排液ドレーン、膀胱留置カテーテル、足のポンプ
3日目 朝座位の練習。朝食は7分粥。午前中に2回歩行練習。昼食は7分粥で椅子に座って食べる。腕の点滴が外されました。夕方歩いて一人で売店に買い物に行きました。夕食は普通のご飯になりました。 硬膜外麻酔、排液ドレーン、膀胱留置カテーテル
4日目 食事は普通食になり、飲み物を買いに歩いて売店等まで行っています。午後に硬膜外麻酔が外されました。夕食後から便意があるものの出ず何回かトイレチャレンジを行う 排液ドレーン、膀胱留置カテーテル
5日目 昨日からの便意ですが、午前中に2回排便有り。午前の診察で排液ドレーンを外しました。午後に看護師から退院後の日常生活についての説明が有りました。硬膜外硬膜外麻酔が無くなりお腹の手術痕が痛いので痛み止めを出してもらいました。痛み止めは6時間経過しないと次に服用できません。 膀胱留置カテーテル、服薬(ロキソプロフェン)
6日目 朝、尿ドレーンを外しました。尿ドレーンが取れたことでシャワーが浴びれるようになりました。尿ドレーンが取れた代わりに導尿を日に5回行う事になりました。尿はお小水貯め機に入れ尿量を測定します。夕方の診察(採血・エコー)で尿量が少なく体重が増加、便秘なので便秘の薬2種類と利尿剤を服用する事に。18:00自身で排尿は28mlしか出ず排尿後の導尿は300mlだった。膀胱内に残る残尿がとても多い。 導尿、尿測(尿量測定)、体重測定、飲水量、服薬(ロキソプロフェン、パンテチン、マグミット・利尿剤)

導尿(6:00・10:00・14:00・18:00・22:00)とは尿道から膀胱内にカテーテルを通し入れ膀胱内の尿を排出する事

7日目 特に繋がっている管は無いので、シャワーを浴びたり院内を散歩したりして過ごす。便秘の薬が夜から効き2回に分けて少し排便があった。日に5回の導尿を行う。 導尿、尿測(尿量測定)、飲水量、服薬(ロキソプロフェン、パンテチン、マグミット、エブランチル)エブランチルは神経因性膀胱に伴う排尿困難の薬で尿道の平滑筋収縮を抑え、尿道を広げることにより尿を出しやすくします。

 

8日目 昨日同様にシャワーを浴びたり院内を散歩したりして過ごす。夕方にやっと大量の排便が出てスッキリしたが終わりは下痢だった。日に5回の導尿を行う。薬(ウブレチド)が追加された。 導尿、尿測(尿量測定)、飲水量、服薬(ロキソプロフェン、パンテチン、マグミット、エブランチル・ウブレチド)ウブレチドは排尿障害の薬で膀胱の筋肉の働きを強めます。全身の筋肉にも働くので重症筋無力症の症状にも使用します。
9日目 昨日同様にシャワーを浴びたり院内を散歩したりして過ごす。朝・午後・夜と排便があり夜の排便時にやっとスッキリした。日に5回の導尿を行う。 導尿、尿測(尿量測定)、飲水量、服薬(ロキソプロフェン、パンテチン、マグミット、エブランチル・ウブレチド)
10日目 昨日同様にシャワーを浴びたり院内を散歩したりして過ごす。朝・昼・午後と排便があり午後の排便時にやっとスッキリした。泌尿器科を受診し今日から自己導尿を行う事になった。今までは看護師に導尿をしてもらっていたが、自分で導尿を行う事になった。排尿後に陰部を消毒し尿道から膀胱内にカテーテルを通し入れ膀胱内の尿を排出する事を日に5回行う。現在の排尿量は0~60ml程度。夕食後の腹部の張りが気になる。 自己導尿、尿測(尿量測定)、体重測定、飲水量、服薬(カロナール、パンテチン、マグミット、エブランチル・ウブレチド)
11日目 昨日同様にシャワーを浴びたり院内を散歩したりして過ごす。朝・昼と排便があり昼の排便時にスッキリしたと思ったが午後にも排便があった。排尿量は少なく0mlの時もあり自己導尿で尿を出している。本日も夕食後に腹部の張りがある。夜中12時にロキソプロフェンを追加で服薬。 自己導尿、尿測(尿量測定)、飲水量、服薬(カロナール、パンテチン、マグミット、エブランチル・ウブレチド)
12日目 便秘を改善するために本日から漢方薬(大建中湯)が追加された。体調が優れず朝食後お腹が張り横になる。昼食後お腹が張りと悪寒で横になる。夕食後お腹の張り、悪寒発熱38.2℃でロキソプロフェンを服薬。 自己導尿、尿測(尿量測定)、飲水量、服薬(カロナール、パンテチン、マグミット、エブランチル・ウブレチド、大建中湯)
13日目 体調が優れず朝食後お腹が張り横になる。昼食後すごくお腹が張り横になる。便秘で少ししか便が出ないため夜に座薬をしたが思ったほど便は出ず。夜中に発熱37.9℃でロキソプロフェンを服薬。 自己導尿、尿測(尿量測定)、飲水量、服薬(カロナール、パンテチン、マグミット、エブランチル・ウブレチド、大建中湯)
14日目 早朝に採血、午前中に泌尿器科受診し尿の検査、血液の炎症所見が有り、尿の細菌感染が有るので抗生剤セフメタゾールNa(抗生物質の点滴)をする事に。本日夕食後からエブランチル2倍に増量、午後から左の腰辺りが痛く、夕食後には痛みがより強くなったためロキソプロフェン。朝の3時にロキソプロフェン。
※この日から腹膜炎の治療の抗生剤点滴
自己導尿、尿測(尿量測定)、体重測定、飲水量、服薬(カロナール、パンテチン、マグミット、エブランチル・ウブレチド、大建中湯)、点滴
15日目 相変わらず便秘がひどく座薬の便秘薬を使用したが思いの外スッキリ出ず、液体の便秘薬(ピコスルファートナトリウム)を使用することになった。夜に10摘使用する。朝晩に抗生剤の点滴。 自己導尿、尿測(尿量測定)、飲水量、服薬(カロナール、パンテチン、マグミット、エブランチル・ウブレチド、大建中湯)、点滴
16日目 午前中に排便が有ったが、午後からもガズと少しの排便が4度も有りスッキリ出ない。朝晩に抗生剤の点滴。22時にロキソプロフェン。 自己導尿、尿測(尿量測定)、飲水量、服薬(カロナール、パンテチン、マグミット、エブランチル・ウブレチド、大建中湯)、点滴
17日目 採尿と採血を行いCRPが高いのでCT検査をする。シャワーを浴びたり、売店に買い物に出かけたりして体を動かしてはいるが排便は少しガスばかりで便秘で苦しい。本日からカロナールの1回錠数が3錠から2錠に減らす。便秘薬(ピコスルファートナトリウム)を夜に8摘使用する。朝晩に抗生剤の点滴。 自己導尿、尿測(尿量測定)、飲水量、服薬(カロナール、パンテチン、マグミット、エブランチル・ウブレチド、大建中湯)、点滴
18日目 夕方に手術時に組織診断に出した結果が届きました。ⅠB2との事で術後放射線化学療法を勧められました。便秘薬(ピコスルファートナトリウム)を夜に10摘使用する。朝晩に抗生剤の点滴。朝の3時にロキソプロフェン。 自己導尿、尿測(尿量測定)、飲水量、服薬(カロナール、パンテチン、マグミット、エブランチル・ウブレチド、大建中湯)、点滴
19日目 朝晩に抗生剤の点滴。便秘 自己導尿、尿測(尿量測定)、飲水量、服薬(カロナール、パンテチン、マグミット、エブランチル・ウブレチド、大建中湯)、点滴
20日目 術後放射線化学療法の為の検査(造影CT)  退院 自己導尿、服薬(カロナール、パンテチン、マグミット、エブランチル・ウブレチド、大建中湯)

(まとめ)子宮頚ガンの手術後、入院中に困った事

手術後に初めに困ったのは傷口の痛みです。

腹筋を使うと痛いので、起き上がる時や、笑ったり、咳をしたりする時に痛みます。
何気に観ていたテレビ番組で可笑しくて笑ってしまった時は拷問状態です。
腹帯(腰痛コルセットみたいな外観の物で、お腹の傷を保護するのに使います)が大変役に立ちました。

いきなり出てきた更年期症状にぐったり。

卵巣欠落症状(更年期様症状)がみられる事は手術時の説明文書で見ていましたが、手術の1週間後辺りから焼け付くような体の火照りと大量の汗が出るようになりました。
一番我慢し難いのは睡眠中にこの症状が出る事です。
寝ていられず熱くて目が覚めます。
全身流れ出るる汗でベトベトになり、発汗後は急激な寒さに襲われます。
日中もですが、多いと睡眠中に4~5回この症状に襲われます。
卵巣欠落症状(更年期様症状)がみられた場合、希望にてホルモン補充を行うとの事でしたが、外部の病院(この病院では検診はできない)で乳ガンの検査をして陰性の場合にホルモン補充を行うとの事で、とりあえずホルモン補充療法は見送りました。

下腹部のむくみと、太もも内側の感覚鈍く違和感で気持ち悪い。

広汎子宮全摘手術による「リンパ節郭清に伴う下肢・下腹部の浮腫」がみられる事は手術時の説明で聞いていました。私の場合は下肢(太もも~足先)にかけては今のところ浮腫は見られませんが、下腹部(恥骨部分)がプニプニした感覚で腫れています。 右の太もも内側の感覚が鈍麻(鈍い)していて気持ち悪いです。

排尿困難の為に自己導尿が必要になりました。

手術時に膀胱の神経を触ってしまうので一時的に排尿障害になる事が多いそうですが、数日で改善する方が多い中、私は泌尿器科受診もしなければいけないくらいの状態で悪い方です。
普通に排尿した後に膀胱内に50ml程度尿が残るのは普通ですが、100ml以上残る場合には残った尿を排出する為に自己導尿を行う必要があります。
退院時に残尿が200ml程度有った事と尿意が無いので自宅で日に4回自己導尿を行うことになりました。

尿量測定

便秘がひどくてお腹が苦しい。

手術時に腸の神経を触ってしまうので便秘も多いそうです。
ガスばかりで便がなかなか出ず、便意は有るが便が出ずとても辛い思いをしました。
下剤の調整がとても難しかったです。

退院目前に腹膜炎を発症

11日目辺りから張りや発熱の症状がでて腹膜炎を発症しました。
土日祝のため、なかなか検査してもらえず14日目に検査の結果、炎症所見CRP上昇がみられ抗生剤の点滴による治療が追加になりました。
17日目でもCRPが高く抗生剤の点滴による治療が延長になりました。

手術時の組織診断の結果が届き術後放射線化学療法を勧められる

病理組織診断報告書①
病理診断報告書②

組織診断の結果「ⅠB2」との事で術後放射線化学療法を勧められました。
10日で退院していれば退院後初めての通院の時に結果を知るはずでしたが、入院が伸びて入院中に結果を知りました。手術前日の内診では「Ⅱa」の見立てだったのが 「ⅠB2」でステージ2(Ⅱ)よりはステージ1(Ⅰ)で良かったのですが、「ⅠB2」はガンが子宮のみに認められ、子宮以外に病変を認めないが病変のの大きさが4㎝を超える。
治療として広汎子宮全摘出術と再発リスクに応じて術後放射線化学療法を行うのが通常のようですが術後放射線化学療法を受けない選択肢もあります。
家に帰り家族と一緒に考える時間が欲しかったのですが、数年後の再発を避けるために術後放射線化学療法を受ける事にしました。
退院後1週間後から早々に術後放射線化学療法が始まります。

術後放射線化学療法の話やその副作用なども今後書いていきます。